停電
2006年12月25日
闇夜に潜む
未だ日付が追いつきません。
それはそうと、今日は会社から遅めに帰宅し、前日に買ったパンをかじりながらテレビを見ていました。
日常のよくある光景です。
さすがに時間がたったパンは微妙だななんて思っていると
グゥアン
突然嫌な音とともにあたりは闇夜に包まれました。
狙撃される!
しかし上海に来てから狙撃されるような覚えも少ししかありませんし、大きな国際会議もないはずです。
ではなぜ?
もしかしてハニートラップ?
胸躍らせながら寝室にいくも、誰もいません。
狙撃でもハニートラップでもないとすると。。。。。
停電かっ!
やっと状況を理解し、ブレーカーを上げてみるも全く反応せず。
これはおかしいと思い管理事務所に電話をしようと思いましたが、そこまで間抜けじゃありません。
停電なのに家の電話が使えるわけがないじゃん。
それに多分元の電源がやられているとすれば他の部屋も停電のはず。
注)停電でも普通に家電話は使えます。
携帯電話の存在をすっかり忘れて1階まで降りていきました。
エレベーターはもちろん、フロアの廊下の電気はなぜか普通に点いています。
取り合えず棟の入り口にいるガードマンに停電を伝え、修理を要請。
すると...
続々と人が現れます。
住人:「停電だよ、停電」
ガードマン:「この人もだよ(笑」
いやいや、そこ、俺を指差して笑うとこじゃないよね?
住人:「いつ直るんだよ」
ガードマン:「すぐですよ、すぐ」
2分前に停電を知ったガードマンは、原因もわからずにすぐ直ると言い放ちました。
仕方なく部屋に戻り、暗闇で妄想に耽ること30分。
暗っ!
蝋燭の明かりで風呂にでも入ろうかと思いましたが、思いとどまりました。
もしですよ?足元が見えずに転んで、しかも打ち所が悪くて気を失い溺死なんてことになったら...
「邦人男性、深夜の奇行!浴槽で1人SM死!」
「蝋燭よりも熱い夜?邦人男性謎の溺死!」
「ぶって打たれて転んで死んで」
いやいや、危ないところでした。
そもそも蝋燭なんて持ってませんしね。
とりあえず、停電でも電話が使えることがわかり、管理事務所に電話。
サッチモ:「もう30分たつんだけど」
管理事務所:「すいません、修理の人が既に帰宅しているので呼び戻したんですが。。。」
サッチモ:「えっ、まだ着いてないの?」
管理事務所:「はい、おそらく。。。」
おそらくってなんだよ、おそらくって。
どうにもならないのでまた妄想に耽ることにしました。
われを忘れて妄想に耽ること1時間。
そうです、この時点で停電からすでに1時間半。
ハーフタイムを抜かせば全後半終わって延長戦に入っている時間です。
PKは何番目に蹴ろうかと考えていると目の前が急に明るくなりました。
あぁ、普段の行いを神様はちゃんと見ていてくださった。
私を光の中に導いてくださるのですね?
電気がついた感動を5分ほど堪能した後、少し仕事をし、この事実を伝えるべくブログを書き始めた次第です。
今年も楽しい一年になりそうです。