2007年11月14日

バリ旅行2007 〜結末 其の2〜

前回は中途半端に終わってしまいましたが、今回で完結です。

では早速。

 

さて、弁護士事務所が見つからず、途方にくれていた私に中国人の知り合いから、もしかしたら弁護を引き受けてくれるかもしれないというローカルの弁護士事務所を紹介してもらいました。

いやぁ、これで何とかなりそうですね。
一応アポイントをとって会うことになりました。

すると1本の電話が。。。

あの悪徳旅行会社です。

電話は張(仮名)からでした。

張(仮名):「もう少しお支払いしますのでそれでいかがですか?」

 

 

はぁ?

 

 

もう少し?

 

 

ありえねぇ。

 

 

あってはならねぇ。

 

 

サッチモ:「少しって何よ。全額返す気が無いなら意味ないでしょ。」
張(仮名):「社長に相談してみます」

粘りますね。
でも許しません。
全額取り戻すまでは。

弁護士との打ち合わせ当日、相手は日本語が話せないので中国人の友人に同行してもらいました。
一通りの経緯を説明し、書類に目を通した後、

弁護士:「なんとかなるんじゃないですか」

えっ、マジで。

あんた見かけは頼りないけど結構いい奴だなぁ。

弁護士:「もしサッチモさんが原告となった場合、日本領事館でそろえなければいけない書類などもありますがよろしいですか?」
サッチモ:「全く問題ありません」

別に多少面倒くさかろうが、今更どうでも良いです。
この段階になってくると、裁判を経験してみるのも面白いんじゃないかと思えるようにもなってきました。

弁護士:「もし、外国人だということが問題になるようでしたら、中国人に委任して裁判を起こすこともできますので、そのときはそうしましょう」
サッチモ:「わかりました。で、因みに費用のほうは?」
弁護士:「2,400元になります」

 

 

安っ!

 

 

ある程度は覚悟していたんですよ。
でもこの値段でできるとは正直思いませんでした。
ん?こんなもんですか?
日本で弁護士に相談したってことが無いので相場がわかりません。。。

サッチモ:「それで全部ですか?」
弁護士:「あとは裁判所が行う調査費や鑑定費用などがあればそれも支払うことになりますが、数十元ですかね」

また、旅行会社から電話があったことを伝えると

弁護士:「では少し様子を見てはどうですか?本来今日の時点で既に相談料は発生しますが、友達の紹介なので無料で良いですよ」

いい奴だ。
見かけは頼りないけどいい奴だな、あんた。

因みに打ち合わせの途中で顔を見せたパートナー、どう見てもヤ○ザでした。
ものすごい怖い顔をしてます。
この人が弁護してくれたら最強なんじゃないかと。

弁護士:「とりあえず書類はそろったので裁判はいつでも起こせます。最大でも裁判を始めてから3ヶ月で判決は出ますので」

へぇ、そんなもんか。

とりあえず、1週間ぐらい旅行会社の電話を待って、それでもかかってこなければ、もしくは全額の返済でなければ開始ってことで。

サッチモ:「因みにこの場合、慰謝料なんてどれぐらい取れますかね?」

 

 

うっしゃっしゃっしゃ(笑

 

 

えっ、俺今変なこと言った?
俺の微妙な中国語?
えっ、俺の顔?

弁護士:「そんなの無いですよ。これで精神を病んで病院で治療を受けたならその治療費は請求できますが、8,000元ぐらいでそんなことにぁなら無いでしょ」

 

 

 

うっしゃっしゃっしゃ(笑

 

 

 

また笑うか。
俺がおかしいか。
あぁ、笑え、笑ってくれ。

私の精神的苦痛はどこにも行き場が無いようです。
金にも換えられないみたいです。

はっきりはわかりませんでしたが、どうも刑事事件では慰謝料のようなものがあるらしいのですが、民事では無いと。
しかも、刑事事件の場合でも、以前は慰謝料なんて無かったらしいです。

勝ち目があるなら刑事で詐欺罪、民事で慰謝料を請求してやろうと思ってたんですがね。

さらにこの弁護士が爆笑するぐらいですから、中国人の感覚としても慰謝料は違和感があるみたいですね。

 

ちょっとね、帰りがけに思ったんですよ。
今回8千なんぼ損している訳じゃないですか?

じゃ、旅行会社からの提示が7,000元だったら?

弁護士費用を差し引けば7,000元受け取って和解したほうが得ですよね?
それに裁判だって必ず勝てるとも限らないし。
慰謝料もねぇし。

いや、なんか俺、ヒヨってんな。

するとまたまた1本の電話が。。。

あの悪徳旅行会社を名乗るも、今までに聞いたことの無い声です。

新キャラ:「今回のことは本当に申し訳ありません。航空券の差額は全額お支払いいたします」

 

 

はいっ?

 

 

なんでしょう、この展開は。
中国版の野呂圭介でも出てきそうな雰囲気です。

思い出しました。
消費者協会が何度目かの電話をしたときに教えてくれたことなのですが、実は私が航空券を購入したのは大手旅行会社と契約して名前だけ借りているような実際はかなり小さな旅行会社だと。

どうやらこの人、大手旅行会社(本体のほうの)のマネージャーみたいです。

 

 

つーか、おせーよ。

 

 

なんで今更。

このマネージャーの説明によると、この電話があった日に初めて今回の件を知ったということです。

ではなぜ今になって知ったのか。

前回、悪徳旅行会社が消費者協会に2,000元を持っていったことは既にお伝えしたかと思います。

その後、私が和解を断ったため、消費者協会は悪徳旅行会社に2,000元をとりに来るように言ったそうです。
しかし、悪徳旅行会社はすぐに取りに来なかったため、この旅行会社の本社である大手旅行会社の代表電話にかけたらしいのです。
それがきっかけで私に電話をしてきたマネージャーの知るところとなり、それはありえないだろ、すぐにでも金を返せということになったらしいです。

ま、全部この人の言うことを信用すればの話ですけどね。

おかしいと思ったんですよ。
この旅行会社の名前でネットを調べてみたときに、日本人も数人利用している人がいて、そのときの様子をブログにアップしたりしてるんです。
んで、この旅行会社で良かっただの何だのと書いてあるわけです。
しかも日本担当の部署のガイドが付いたと。

結局のところ、もともと全く別の小さな旅行会社が大手の傘下に入ったか、代理店契約でもしたのか何かで業務をしているため、サービスレベルがバラバラなんですね。

私が航空券を購入したところには日本担当どころか、片言の日本語を話す奴さえいませんでしたからね。

 

数日後、この旅行会社に行くことになりました。
ま、本来ならお前が来いって話しですが。

因みにこの本社、悪徳旅行会社と同じビルの高層階にありました。。。
新キャラのオフィス(個室)に通されると

新キャラ:「今回は本当にすいませんでした。差額は全額お支払いさせていただきます」
サッチモ:「当然ですよね」

大人気ないかもしれませんが、そもそも金を返すのは当然だと思うんですよね。
子会社だろうが代理店だろうがクレームの処理に頭にきているのは今も同じなわけで、しかも弁護士を探したりした手間を考えれば足りないぐらいですから。
せめて東京ばな奈(黒)ぐらい差し出した上での謝罪が当然かと。

ん?今思い出しましたが結局、これを引き起こした孫(仮名)の謝罪はありませんでしたね。

 

ふとデスクの上の灰皿を見つけたので

サッチモ:「タバコ吸っていい?」
新キャラ:「これをどうぞ」

中国ではタバコを吸うときに、相手に対してタバコを差し出すことが良くあります。
このとき差し出されたのはマイセンライトでした。

新キャラ:「日本の免税で買ったんですよ」

 

そして手書きで構わないので受領書を書いてほしいと。
確かに差額を受け取った旨を記しサインをします。

でも信用したわけではありませんし、後で何か書き加えられたら困るのでこの時点でコピーをとらせ、それを1部もって帰りました。

一応全額返ってきたのですが、やはりすっきりはしませんね。
その理由がいろいろ面倒だったからなのか、少し楽しみにしていた裁判が行われなかったからなのかはわかりませんが。。。

ま、今回、完勝とはいきませんでしたが、最低限やれることはやったつもりなので良しとします。

まじめな話、上海に来て3年以上経ちますが、悪い意味で色んなことに慣れてきてしまい、

中国だから仕方なくね?

と自分では気づかないうちに変に折り合いをつけてしまっている気がします。

そして最近はそれが仕事にも影響しているんじゃないだろうかなんて考えることもあったので、今回の件はその辺を改めるいい機会になったという意味では全く無駄じゃなかったなと。

もちろん、その土地で暮らすにあたっては土地に馴染むことも必要ですけどね。

いやほんと、皆さんも気をつけてください。

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satchmo_sh at 01:15│Comments(10)TrackBack(0)旅行関連 

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この記事へのコメント

1. Posted by amei   2007年11月14日 23:03
裁判になると結構時間も掛かるし、大変らしいので
どんな方法だったにせよ動いた甲斐あっての解決
だったんじゃないですか?
何はともあれ、ご苦労様でした♪良かったですね。

しかし・・・
東京ばな奈(黒)なんてのが、今あるんですか?
思わず、笑っちゃいましたよ(≧m≦)ぷっ!

2. Posted by サッチモ   2007年11月14日 23:24
>ameiさん
ま、そういわれればそうですね。
金は戻ってきたんだし、一応はよかったです。

先日、出張者がお土産に普通の東京ばな奈をもってきました。
そのときに黒を買ってこようと思ったけど売り切れだったという話を聞いてから一度食べてみたいと思っていたのです。
黒は黒糖の黒らしいです。
3. Posted by よしけい   2007年11月15日 08:42
サッチモさんすげぇっ!
私、同じ立場なら完全に諦めてましたよ。
やっぱり正しいことは正しいと主張しないとダメですね。
勉強になりました。
4. Posted by サッチモ   2007年11月16日 00:32
>よしけいさん
この反動じゃないでしょうけど最近体調を崩しがちで仕事も気合が入りません。
やっぱこういうことをやるにしてもパワーが必要ですね。
今もしこんな問題がおきたらちょっと微妙かもしれません。
5. Posted by meimei   2007年11月16日 02:06
SAMURAIです。素晴らしいSAMURAIぶりでした。拍手を送りたいです。
っていうか、慰謝料は無理なんですね。いっそ、「この件がきっかけで体調を崩し仕事に影響があった」って言い切って病院行ってドクターレター書いてもらえば良かったんですかね
ちなみに孫(仮名)よ…何故お前は土下座しに来ないのか…
私も香港に来て「香港だから仕方ない」と諦めていた事が多い気がします。でも、最近「いや、そりゃアカンやろ」と突っ込む様になり、何故か以前よりストレスが増えて困ってます
6. Posted by サッチモ   2007年11月16日 06:17
>meimeiさん
病院行って診断書書いてもらったところであくまで治療費しか請求できないらしいです。
実は仕事に影響が出たってのは言ったんですよ。
実際に旅行日程が変えられているわけだし。
でもダメでした。。。

本当に慰謝料が無理なのではなく、慰謝料が無いということを実感しました。

>何故か以前よりストレスが増えて困ってます
私はここ2、3ヶ月で急にそんな感じになりました。
何とかしないと。。。
7. Posted by    2007年11月19日 03:06
拝見しててスカッとしました。最近忘れていたものを思い出しました。

上海は色々な憩いのお店が増えていると聞きますが、
こういう普通の業界ではサービスがまだまだですね。

あと、私も東京ばな奈(黒)が大変気になりました。
8. Posted by サッチモ   2007年11月19日 23:46
>慎さん
そうですね。
しかもこれって旅行業界じゃないですか。
北京オリンピック、上海万博と外国人が多く来ることも予想され、中には中国の旅行会社で手配を頼む人もいるだろうに、大丈夫なんですかね。
いや、大丈夫じゃないですよね。。。

次回帰国で東京ばな奈(黒)、いってみようと思います。
9. Posted by 上海生活情報   2007年12月18日 02:13
突然のメール失礼いたします。
上海生活情報掲示板の管理人です。
ニューヨークで一番人気のサイトを運営しておりますが、このたび新しく、上海にも生活情報掲示板を開設いたしました。
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お気軽にご利用いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。


10. Posted by サッチモ   2007年12月18日 05:18
>上海生活情報さん
登録しておきました。

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