2005年10月09日
バイトのおもひで Vol.3
ご無沙汰です。
では早速カラオケバイトの思い出を。
その日は私と男の先輩でシフトが組まれていました。
平日の昼ということもあり、客もまばら。
そこへジャケットに袖を通さず、羽織っただけの状態で、肩で風をきって歩いてくるお兄さんがきます。
見た目1発で職業が分かる感じです。
後ろから数人、怖い人たちが続きます。
グループの構成要素はこんな感じ。
■ボス
兄貴と呼ばれていました...
■オンナ
兄貴と腕を組んでいたので奥さん?愛人?
■リーマン風
この人だけ見た目普通なんです。
感じ的には悪徳税理士、悪徳弁護士みたいな感じでしょうか。
■チンピラ
先頭を切って歩いてきた人。
サングラスは当然、半分だけ色が入っているオールド系。
■その他
他に怖い風の30代と思われるお兄さんが2人。
まず、受付で名前と住所を書いてもらわなくちゃいけないわけですが、こういう場合、当然後輩である私がすることになるわけです。
ま、一緒に入っていた先輩はニッタイアメフトブで以前客を投げ飛ばして大騒動になったこともあるのでこんな客と揉め事を起こされた日には収拾がつきませんから仕方ないです。
ですが、このチンピラ、なかなか名前を書きません。
じゃぁ何をしているのかと思えば一生懸命私を睨んでます。
えっ、なんで?
分かりませんでしたが、長い沈黙の後、
兄貴:「素人さんに迷惑かけるな」
いや、マジですよ。
「オマエ、今時そんなセリフ健さんだって言わねぇよ」
って突っ込みは覚悟のうえでですが、ホントなんですって。
このカラオケはビルの3階と4階で受付が3階、そして4階へは階段で行くようになっています。
なので通常はオーダーを運ぶのがめんどくさいので3階から人を入れていきます。
他の客と面倒を起こされても困るのでこのご一行は客のいない4階の部屋に入れました。
当然オーダーを運ぶのも私。
監視カメラを見ていると兄貴がタバコをくわえた瞬間に末席に座っていたチンピラがすごい勢いで火をつけようとします。
こんなことをするのは体育会系かキャバ嬢かそっち系の職業の人だけです。
当然、スポーツマンにもキャバ嬢にも見えないのでそういうことですよね。
2時間ほどして兄貴が降りてきました。
兄貴:「会計してくれ」
自分で払うんですね。
サッチモ:「今お帰りですか?」
兄貴:「いや、未だ居るけど先に金だけ払うわ」
カラオケでバイトした人は知ってると思いますが、料金は全てレジが自動的に計算します。
これはそのときやっているキャンペーンなども踏まえ計算するので途中で料金を計算するって出来ないんですね。
サッチモ:「すいません、料金の精算は退出される時にお願いします」
兄貴がキレました。
兄貴:「お前ら客を気持ちよくもてなすのが仕事だろ!店長を呼べ」
店長は遊びに行っていていません。
この店、かなり適当で店長はあんまり店に来ません。
しかもこの店長、本業は怪しい外車のディーラーです。
サッチモ:「あいにく店長は今おりません。」
この後、30分間兄貴から説教されます。
当然、その間に帰るお客さんもいるわけですから業務もしなきゃいけません。
俺:説教される役
先輩:普通に仕事
ま、こういう役割です。
退出するお客さん、特に女の子は兄貴の後ろを通り過ぎる時、「頑張ってね」みたいなゼスチャーで笑顔全快のお帰りです。
何を頑張れと...
ようやくこの酔っ払い兄貴の説教が終わると
兄貴:「お前らも気分悪いだろうから」
といって財布を取り出します。
サッチモ:「いや、結構ですよ」
兄貴:「いいからとっとけ」
1000円もらいました。
1000円ですよ。
しかも2人で1000円。
余計ブルーになりましたって。
この兄貴が帰った後、70ぐらいのおじいちゃんと20代?、10代?と思われる
「おじいちゃんと孫」
風のお客さんが来ました。
監視カメラを見ていると
ちゅー、いや、接吻してます。
3倍ブルーになりました。
久々なのでくりっとどうぞ。
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この記事へのコメント
もうすぐ旦那さんの都合で上海に行く予定です。以前よりサッチモさんのブログで上海のイメトレをしてます。
はじめまして。
あら〜、このブログでイメトレしてるってことは上海が変な都市になっちゃってませんか?
ま、実際変な都市ですけど。
またのお越しをお待ちしてます。
両方上半分だけ色が入ってるやつです。